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グラースの動物医療

飼い主のみなさまに
納得していただく獣医療を提供するために
大切に考えていることがあります。
飼い主のみなさまに納得していただく獣医療を提供するために大切に考えていることがあります。
Column 12
 グラース動物病院が考える在宅医療・介護
近年、犬猫を動物病院に入院させて治療するのではなく、在宅での治療や介護を希望する飼い主さんが増えてきました。

シニア期の犬猫では病気の内容によっては自宅で看取りをすることを選ぶご家族もいらっしゃいます。

在宅での治療や介護は飼い主さんの手間が必要となり、その分だけ飼い主さんの時間が取られてしまいます。

それでも愛犬愛猫との蜜月な時間を過ごせることや、犬猫からすれば慣れ親しんだ環境で治療を行えること、あるいは最期の時間を過ごせることはとても貴重で有意義なことだと思います。

今回はグラース動物病院が実施している、在宅医療や介護について紹介してまいります。

皮下点滴

皮下点滴はご自宅でご家族が処置することができる点滴です。

食欲がなく水分を摂取できない場合は脱水予防として、また腎臓病や膵炎などのさまざまな病気の治療としても皮下点滴は有用です。

背中の肩甲骨の下あたりに針を刺し、その皮下スペースにまとまった量の輸液を注入します。皮下に溜まった輸液が時間をかけてゆっくりと体内に吸収されていきます。

輸液の内容は病状によって異なりますが、例えば腎臓病の治療には水分とミネラルが含まれているものを使います。

入院が必要で24時間かけて輸液を点滴する血管点滴とは異なり、ご自宅で10分~15分でできるものです。

皮下点滴は一見難しそうに見えますが、コツを体得すればご家族でもできるものです。当院の獣医師や愛玩動物看護師がその方法や注意点を丁寧に説明しますのでご安心ください。

最近の症例では慢性腎臓病で食欲がなかった14才半のトイ・プードルが、ご自宅で数日間、皮下点滴を行ったことで元気をとりもどし再びフードを食べるようになったというエピソードがあります。
レンタル酸素ルーム

肺炎や肺の腫瘍で呼吸が苦しい場合などには、高濃度酸素の吸引で症状を和らげることができます。

通常、酸素吸入が必要な場合には動物病院で入院となることが多いのですが、レンタル酸素ルームを活用すればご自宅で呼吸の苦しさを緩和することができます。

レンタル業者がご自宅まで器具を届けてケージの組み立て、酸素ハウスの設置をしてくれます。詳しくは当院の受付窓口でお問合せください。

リハビリテーション



脳神経の疾患、骨関節の疾患などで足が思うように動かすことができず、歩行が難しい場合は継続的なリハビリが大切です。ご自宅でできることはたくさんあります。

例えば滑り止めのマットを利用して起立訓練や足の屈伸運動、そして筋肉マッサージなど。

寝たきりにさせないために積極的なリハビリを行なってあげてください。

症状に合ったリハビリメニューを専門のスタッフが考案して指導してまいります。

食事介助

自分で食事を食べられない場合、流動食をスポイトやシリンジで口に運んであげたり、状況次第では経鼻カテーテル、胃ろうチューブなどを体に設置して食事をサポートする必要があります。

正しい方法で行わないと身体に負担をかける可能性があるため、正しく実施できるよう獣医師、愛玩動物看護師が飼い主さんご家族にレクチャー、そしてサポートしてまいります。

床ずれケア

寝たきりでずっと同じ体勢を続けることで床ずれを起こしやすくなります。
柔らかい素材の寝床を用意して数時間おきに寝返りを打たせてあげることが重要です。

排尿排便サポート

脳神経の疾患などで寝たきりの場合、自力で排尿や排便ができなくなることがあります。

その場合、ご自宅で膀胱を圧迫して排尿したり、膀胱に尿カテーテルを設置して尿を出してあげる必要があります。また便は肛門からかき出してあげる処置が必要です。

これらは正しい方法で行わないと身体に負担をかけてしまいます。当院の獣医師、愛玩動物看護師が丁寧にレクチャー致します。

定期的な排尿排便は健康を維持するうえでとても大切です。

グラース動物病院では入院による治療やケアで効果が期待できる場合は入院を推奨していますが、慢性的な疾患は毎日通院することが難しいため、日常で治療や介護を行うことをおすすめしています。

当院の獣医師、愛玩動物看護士が往診はもちろん、在宅治療や介護のノウハウを伝授してまいります。

冒頭でも述べましたが、在宅での治療やリハビリ、介護は時間がとられ、これまでの生活のリズムやルーティンが変わることがあります。

元気な頃はあっという間に食事をたいらげていたのに、闘病してからは30分以上たってもなかなか食べすすんでくれないなど、これまでの段取りではうまくいかないことが出てきます。

グラース動物病院では、そんな飼い主さんのストレスを軽減し、アシストすることが在宅医療のミッションと考えています。

在宅治療、介護は愛犬愛猫との蜜月な時間を過ごすことができ、病気や年齢によっては丁寧に看取りをすることができます。

愛犬愛猫に「寄り添った時間」は、愛犬愛猫にとって至福の時間になることでしょう。

グラース動物病院は、そんな至福の時間づくりのお手伝いができればと思っています。

溜息が多くなったり、介護に疲れを感じたときは、どうぞ当院を利用してください。 半日または一晩、愛犬愛猫の健康管理とお世話を当院が代わりに承ります。

在宅治療、介護には息抜きの時間をつくることが大切なときがあります。 頑張りすぎないよう、それがまた次の活力になるはずです。
Column 12
グラース動物病院が考える
在宅医療・介護
近年、犬猫を動物病院に入院させて治療するのではなく、在宅での治療や介護を希望する飼い主さんが増えてきました。

シニア期の犬猫では病気の内容によっては自宅で看取りをすることを選ぶご家族もいらっしゃいます。


在宅での治療や介護は飼い主さんの手間が必要となり、その分だけ飼い主さんの時間が取られてしまいます。

それでも愛犬愛猫との蜜月な時間を過ごせることや、犬猫からすれば慣れ親しんだ環境で治療を行えること、あるいは最期の時間を過ごせることはとても貴重で有意義なことだと思います。

今回はグラース動物病院が実施している、在宅医療や介護について紹介してまいります。
皮下点滴

皮下点滴はご自宅でご家族が処置することができる点滴です。

食欲がなく水分を摂取できない場合は脱水予防として、また腎臓病や膵炎などのさまざまな病気の治療としても皮下点滴は有用です。

背中の肩甲骨の下あたりに針を刺し、その皮下スペースにまとまった量の輸液を注入します。皮下に溜まった輸液が時間をかけてゆっくりと体内に吸収されていきます。

輸液の内容は病状によって異なりますが、例えば腎臓病の治療には水分とミネラルが含まれているものを使います。

入院が必要で24時間かけて輸液を点滴する血管点滴とは異なり、ご自宅で10分~15分でできるものです。

皮下点滴は一見難しそうに見えますが、コツを体得すればご家族でもできるものです。当院の獣医師や愛玩動物看護師がその方法や注意点を丁寧に説明しますのでご安心ください。

最近の症例では慢性腎臓病で食欲がなかった14才半のトイ・プードルが、ご自宅で数日間、皮下点滴を行ったことで元気をとりもどし再びフードを食べるようになったというエピソードがあります。
レンタル酸素ルーム

肺炎や肺の腫瘍で呼吸が苦しい場合などには、高濃度酸素の吸引で症状を和らげることができます。

通常、酸素吸入が必要な場合には動物病院で入院となることが多いのですが、レンタル酸素ルームを活用すればご自宅で呼吸の苦しさを緩和することができます。

レンタル業者がご自宅まで器具を届けてケージの組み立て、酸素ハウスの設置をしてくれます。詳しくは当院の受付窓口でお問合せください。
リハビリテーション

脳神経の疾患、骨関節の疾患などで足が思うように動かすことができず、歩行が難しい場合は継続的なリハビリが大切です。ご自宅でできることはたくさんあります。

例えば滑り止めのマットを利用して起立訓練や足の屈伸運動、そして筋肉マッサージなど。

寝たきりにさせないために積極的なリハビリを行なってあげてください。

症状に合ったリハビリメニューを専門のスタッフが考案して指導してまいります。
食事介助

自分で食事を食べられない場合、流動食をスポイトやシリンジで口に運んであげたり、状況次第では経鼻カテーテル、胃ろうチューブなどを体に設置して食事をサポートする必要があります。

正しい方法で行わないと身体に負担をかける可能性があるため、正しく実施できるよう獣医師、愛玩動物看護師が飼い主さんご家族にレクチャー、そしてサポートしてまいります。
床ずれケア

寝たきりでずっと同じ体勢を続けることで床ずれを起こしやすくなります。
柔らかい素材の寝床を用意して数時間おきに寝返りを打たせてあげることが重要です。
排尿排便サポート

脳神経の疾患などで寝たきりの場合、自力で排尿や排便ができなくなることがあります。

その場合、ご自宅で膀胱を圧迫して排尿したり、膀胱に尿カテーテルを設置して尿を出してあげる必要があります。また便は肛門からかき出してあげる処置が必要です。

これらは正しい方法で行わないと身体に負担をかけてしまいます。当院の獣医師、愛玩動物看護師が丁寧にレクチャー致します。

定期的な排尿排便は健康を維持するうえでとても大切です。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
グラース動物病院では入院による治療やケアで効果が期待できる場合は入院を推奨していますが、慢性的な疾患は毎日通院することが難しいため、日常で治療や介護を行うことをおすすめしています。

当院の獣医師、愛玩動物看護士が往診はもちろん、在宅治療や介護のノウハウを伝授してまいります。

冒頭でも述べましたが、在宅での治療やリハビリ、介護は時間がとられ、これまでの生活のリズムやルーティンが変わることがあります。

元気な頃はあっという間に食事をたいらげていたのに、闘病してからは30分以上たってもなかなか食べすすんでくれないなど、これまでの段取りではうまくいかないことが出てきます。
グラース動物病院では、そんな飼い主さんのストレスを軽減し、アシストすることが在宅医療のミッションと考えています。

在宅治療、介護は愛犬愛猫との蜜月な時間を過ごすことができ、病気や年齢によっては丁寧に看取りをすることができます。

愛犬愛猫に「寄り添った時間」は、愛犬愛猫にとって至福の時間になることでしょう。

グラース動物病院は、そんな至福の時間づくりのお手伝いができればと思っています。

溜息が多くなったり、介護に疲れを感じたときは、どうぞ当院を利用してください。 半日または一晩、愛犬愛猫の健康管理とお世話を当院が代わりに承ります。

在宅治療、介護には息抜きの時間をつくることが大切なときがあります。 頑張りすぎないよう、それがまた次の活力になるはずです。
飼い主のみなさまに
納得していただく
獣医療を提供するために
大切に考えていることがあります。