愛犬・愛猫のために
予防できる病気があります
グラース動物病院ウェルネスセンターは「予防医療」に力を入れています。
狂犬病をはじめ、ジステンパー、犬アデノウイルス、猫ウィルス性鼻気管炎、フィラリアなどは、ワクチン接種や薬の服用で感染を予防できる病気です。
予防できる病気は予防する。
それが家族であるペットへの愛情だと考えます。
* 診療予約ができます *
グラース動物病院ウェルネスセンターでは
健康診断、
混合ワクチンの予防接種は診療予約が可能です。(予約をお受けして待ち時間の短縮に努めています)
◆ 狂犬病 (犬)
狂犬病は狂犬病ウィルスによって起こり、人を含めた全ての恒温動物に感染する恐ろしい病気です。
発症した動物(犬、猫、キツネ、アライグマ、スカンク、イタチアナグマなど)の唾液に大量のウィルスが潜み、これらの動物に咬まれることで感染します。ウィルスは傷口から神経を通り脳に入って興奮、麻痺、けいれんなどの症状を起こします。
そしてこの病気は、発病後では有効な治療方法がなく、ほぼ100%死に至ってしまうのです。
日本では狂犬病は昭和25年に狂犬病予防法が施行され、予防接種が義務付けられたことで昭和32年以降は狂犬病の発症は確認されていません。
しかし、2018年現在、日本と同じく狂犬病の発症が見られない国や地域は世界でたった6カ所しかないということ、ご存知でしょうか?
※農林水産省のホームページ「指定地域(農林水産大臣が指定する狂犬病の清浄国・地域)」より引用
この地図は農林水産省のホームページより引用したものです。
これよると狂犬病が現在、発症していない地域はアイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアムの6地域ということが判ります。
また、地図の左上や日本のすぐ隣の台湾など、黒い二重線で打ち消されている英国(グレートブリテン)、アイルランド、ノルウェー、スウェーデンはかつて発症がないと確認されていた地域ですが、残念ながら英国、アイルランド、ノルウェー、スウェーデンは2012年に、台湾は2013年に発症が見られ、二重線をひかれてしまいました。
昔と違って今や海外旅行は誰でも行ける時代。
日本に狂犬病を持ち込まないと同時に、万が一、日本にこの病気が入りこんだ場合でも発病に至らないためには狂犬病予防注射を愛犬にきちんと受けさせておかねばなりません。
毎年4月に接種
狂犬病予防接種は毎年4月に行政から飼い主様に通知が届きます。
どの病院でもそうですが、 4月、5月は狂犬病予防注射で来院される方が多いことから、たいへん混みあいます。
誠に勝手ながら、グラース動物病院は本院、ウェルネスセンターともに、狂犬病予防接種以外の病気治療や検査、あるいは急患で来院する患者さんの診察と治療を確実に対処できるように、狂犬病予防接種とフィラリア検査でいらっしゃる方のご予約は遠慮していただいております。
何卒ご理解とご了承のほどお願い申し上げます。
●予防接種時の注意点
予防接種をした後、体調によっては発熱や注射した場所を痛がることがあります。また、体質によってはアナフィラキシーショック(激しいアレルギー反応)を起こしたり、顔が腫れたり、じんま疹がでる場合があります。
このような症状がみられた場合には、すぐに
グラース動物病院・本院に連絡してください。
・グラース動物病院(本院)
また、予防接種を受けた当日は激しい運動やシャンプー、トリミングなど、体力を消耗することは避けて、なるべく安静にしてください。
◆ 混合ワクチン (犬)
年に一度の接種をお薦めしています。
犬の感染症予防は住んでいる地域や、ライフスタイルによって感染のリスクが異なります。
グラース動物病院では、犬の場合は以下の6種、または10種の混合ワクチンを、猫の場合は3種の混合ワクチンをご用意しています。
※その他のワクチンはご相談ください。
【6種混合ワクチン】
5種混合ワクチンに犬コロナウィルス感染症予防を加えた6種です。
・ジステンパー
・犬アデノウイルス(2型)感染症
・犬パラインフルエンザウイルス
・犬パルボウイルス感染症
+
・犬コロナウィルス感染症
【10種混合ワクチン】
上記6種に犬レプトスピラ病の感染タイプ(4種)を追加したものです。
・犬レプトスピラ病(4種)
カニコーラ、イクテロヘモラジー、グリッポチフォーサ、ポモナ
※接種前に身体検査や検便を行う場合があります。
◆ 混合ワクチン (猫)
猫の場合は3種の混合ワクチンをご用意しています。接種の時期やその他のワクチンはご相談ください。
【3種混合ワクチン】
・猫ウィルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
◆ 抗体検査のメリット(犬猫)
犬の感染症の中で最も予防が重要とされるジステンパー、犬アデノウイルス、犬パルボウイルスの3種に対するワクチンをコアワクチンといいます。
これらコアワクチンの抗体が現状どれくらいあるかを血液検査で確認することができます。
持病をかかえているワンちゃんや、年齢的にワクチン接種が不安な場合など、抗体検査で感染のリスク度を確認した上で、混合ワクチンを接種する時期を検討することができます。
また、猫の場合も同様に血液検査で猫ウィルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症のそれぞれの抗体がどれくらいあるかを検査することが可能です。
詳しくはお気軽にご相談ください。
◆ 新たに猫を迎える前に
外猫を飼うことになった場合や、里親として猫を譲り受ける場合は、感染症の検査をしてから迎え入れるようにしましょう。
混合ワクチンの3種の感染症の他に、猫エイズウイルス感染症、猫白血病ウイルス感染症の検査もお勧めします。
●予防接種時の注意点
予防接種をした後、体調によっては発熱や注射した場所を痛がることがあります。
また、体質によってはアナフィラキシーショック(激しいアレルギー反応)を起こしたり、顔が腫れたり、じんま疹がでる場合があります。
このような症状がみられた場合には、すぐに
グラース動物病院・本院に連絡してください。
・グラース動物病院(本院)
また、予防接種を受けた当日は激しい運動やシャンプー、トリミングなど、体力を消耗することは避けて、なるべく安静にしてください。
* 診療予約ができます *
グラース動物病院ウェルネスセンターでは
健康診断、
混合ワクチンの予防接種は診療予約が可能です。(予約をお受けして待ち時間の短縮に努めています)
◆ フィラリア(犬)
この病気はフィラリアの幼虫を吸血した蚊に刺されることで感染します。
犬猫の体内に幼虫が侵入し、その成長とともに心臓や肺の血管に寄生して、それらの臓器が正常に機能しなくなり死に至るとても恐ろしい病気です。
私たちが住んでいるこの世界では蚊にさされることのない環境はあり得ません。(知らず知らずに蚊に刺されているのが実情です)
大切なのは蚊に刺されても、フィラリアの幼虫が体内で成長しないように予防薬(駆除剤)をしっかりと愛犬愛猫に投与すること。
その予防(駆除)さえしていれば、フィラリアは怖くない病気なのです。
フィラリアの予防薬(駆除薬)は以下のバリエーションをご用意しています。
●内服タイプ
毎月飲ませる錠剤です。
●チュアブルタイプ
錠剤の服用が苦手なコには嗜好性のよいチュアブルタイプがお勧めです。
●スポットタイプ
首の付け根の皮膚に垂らして皮下に薬を浸透させるタイプです。
内服タイプが苦手なコにお勧めです。
これらの薬は蚊がいなくなってから、1カ月後まで投薬する必要があります。(最後に蚊にさされた1カ月後まで予防が必要)
具体的には東京では5月から12月の期間の投薬をお勧めしています。
薬をのませるお手伝い
グラース動物病院ウェルネスセンターでは
薬を飲ませるお手伝いをしています。
シャンプーやトリミングの予約を薬の投与とタイミングを合わせれば楽ちん投与が可能です♪
詳しくは
こちらをどうぞ!
●注射タイプ
1回の注射で1年間のフィラリア予防が可能です。
ついうっかり投薬を忘れないかと心配な方や、一度に通年予防を希望される方にお薦めです。
◆ フィラリア(猫)
フィラリアは犬に限らず猫も感染する病気です。
当院では猫の飼い主様のご相談も承っております。
◆ ノミ、マダニ (犬猫)
春になると気をつけたいのがノミ、マダニです。
どちらもペットに寄生してアレルギー性皮膚炎を起こしたり、条虫を媒介するなどして大切な愛犬愛猫の健康を損ないます。
ノミは公園や草むらにいます。愛犬の散歩コースで公園に立ち寄ることが多い場合は予防をお勧めします。
マダニは草むらや河川敷、キャンプ場、山の中に生息しています。
車で出かけたときに高速道路のサービスエリアやドッグランは要注意です。
ノミの体長は約2ミリ~3ミリ。マダニは約3ミリ~4ミリ(吸血する前の状態)といわれており、寄生した彼らを目で確認するのはなかなか難しいサイズです。
また、マダニは犬猫の皮膚に付着する他、人の肌にも吸いついてきます。
もしもマダニの付着を見つけても、安易に手で取ろうとしないことが大切です。
マダニは口から飛び出している突起物を皮膚に差し込んで吸血するので、吸血中のマダニを手でひっぱったとき、その突起物が皮膚内に残って酷い炎症を起こすことがあるのです。
人間の肌はもちろん、愛犬愛猫の皮膚にマダニを見つけても、絶対に手で取らずに病院で処置をしてもらってください。
そして、なによりも大切なのはこれらを予防することです。
予防薬はオヤツ感覚で服用できるチュアブルタイプや、皮膚に滴下するスポットタイプなどがあります。
また、フィラリア予防も同時にできる薬もあります。
グラース動物病院ウェルネスセンターでは、飼い主さんのライフスタイルやペットの性格を考慮して、どのタイプの薬がよいかをご提案しています。
詳しくはお気軽にお問合せください。
* 診療予約ができます *
グラース動物病院ウェルネスセンターでは
健康診断、
混合ワクチンの予防接種は診療予約が可能です。(予約をお受けして待ち時間の短縮に努めています)
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